第2種対位法とは?
だいにしゅたいいほう
第2種対位法とは、定旋律に対して半音符(2分音符)を用いた対旋律を書く対位法の学習段階のことです。
第2種対位法(だい2しゅたいいほう)は、フックス(Johann Joseph Fux)の著書『グラドゥス・アド・パルナッスム(Gradus ad Parnassum)』に基づく段階的な対位法学習体系「種対位法(Species Counterpoint)」における第2段階です。
種対位法では、定旋律(カントゥス・フィルムス)と呼ばれる長い音価の旋律に対して、段階的に複雑なリズムを持つ対旋律を書く訓練を行います。各段階(種)の概要は以下の通りです。
- 第1種:全音符対全音符(1対1)
- 第2種:半音符対全音符(2対1)
- 第3種:4分音符対全音符(4対1)
- 第4種:タイを使った係留音
- 第5種:以上の総合的な混合
第2種対位法では、定旋律の各音に対して2つの音を書きます。このとき、拍の強い部分(強拍)には協和音程(完全1度・3度・5度・6度・8度)を置き、弱拍部分では経過音として不協和音程を使うことが許可されます。これにより、音楽的なラインと声部進行の基礎訓練が行われます。
第2種対位法はモーツァルトやベートーヴェンも学んだとされる伝統的な作曲訓練の基盤であり、現代の音楽大学でも理論・作曲教育の基礎として広く採用されています。
使い方・例文
音楽大学の対位法の授業で、先生が書いた定旋律に対して半音符を使って対旋律を書く課題が第2種対位法の典型的な練習場面です。
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