秋播き小麦とは?
あきまきこむぎ
秋播き小麦とは、秋に種をまいて冬を越し、翌年の初夏に収穫する小麦の栽培形態です。
秋播き小麦(あきまきこむぎ)とは、秋(おおむね9〜11月ごろ)に種をまき、冬の低温に一定期間さらされることで花芽形成が促進(春化)され、翌年の5〜7月に収穫される小麦の総称です。春播き小麦と対比して用いられ、世界の小麦生産量の大部分を占めます。
秋播き小麦が広く普及している主な理由は、収量性と品質の高さにあります。冬期間に根系がしっかり発達し、翌春に気温が上がると茎葉が旺盛に成長するため、春播きに比べて生育期間が長く取れ、穂が充実します。また、秋播きは雑草との競合が比較的少なく、農地を有効活用できる点でも有利です。
代表的な品種には、日本国内では「きたほなみ」「ゆめちから」「農林61号」などがあります。品種によって寒さへの耐性(耐凍性)が異なり、北海道のような厳寒地では特に耐凍性の高い品種が必要です。一方、暖地では温暖すぎて春化が十分に起こらない場合があるため、地域の気候条件に合った品種選択が重要です。
秋播き小麦は製粉・製パン・製麺など多様な食品原料として活用されており、食料安全保障の面でも重要な作物です。
使い方・例文
北海道の農家が9月末に圃場に種をまき、雪の下で越冬させ、翌年7月に収穫する一連の作業が、秋播き小麦の典型的な栽培サイクルです。
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