破局化とは?
はきょくか
破局化とは、ある出来事を実際より極端に悪い結果として捉え、最悪の事態が起こると思い込んでしまう認知の歪みのことです。
破局化(はきょくか、Catastrophizing)とは、認知行動療法の文脈で用いられる「認知の歪み」のひとつで、ある出来事や状況について「最悪の事態になるに違いない」と過度に否定的に解釈する思考パターンを指します。「破滅的思考」とも呼ばれます。
破局化の特徴的なプロセスは次のように進みます。まず何か不快な出来事や体の感覚が生じると、それが引き起こしうる最悪の結果を自動的にイメージします。そしてその最悪の結果が「ほぼ確実に起こる」と確信し、強い不安・恐怖・絶望感を感じます。このサイクルが慢性化すると、不安障害や抑うつの維持・悪化につながります。
破局化が見られやすい状況の例としては、以下があります。
- 仕事でミスをしたとき「必ず解雇される」と思い込む
- 頭痛がするたびに「脳腫瘍かもしれない」と確信する
- 人前で少し緊張しただけで「ひどく恥をかいた、もう終わりだ」と感じる
破局化への対処としては、認知行動療法における「認知再構成」が有効です。実際に最悪の事態が起きる確率はどれくらいか、もしそうなったとしても対処できないのかを客観的に検討することで、思考のバランスを取り戻すことが目標となります。マインドフルネスや段階的な問題解決アプローチも補助的手法として用いられます。
使い方・例文
「発表でうまく話せなかったから、みんなに馬鹿にされて二度と信頼されない」と決め込んでしまうのが、破局化の典型的な例です。
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