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石灰洞とは?

せっかいどう

石灰洞とは、石灰岩地下水溶食作用によって長い年月をかけて溶け広がり形成された天然の洞窟で、鍾乳洞とも呼ばれます。

石灰洞(せっかいどう)は、石灰岩(主成分は炭酸カルシウム)が大気中や土壌中の二酸化炭素を含んだ弱酸性地下水に溶かされ、数万年から数百万年の歳月をかけて地下に空洞が形成されたものです。「鍾乳洞」とほぼ同義語として使われますが、石灰洞はより地質学的・学術的な呼び名です。

石灰洞の形成と内部の特徴は次のように整理できます。

  • 形成過程:雨水が大気中のCO₂を溶かして炭酸水となり、石灰岩層に浸透して岩盤を溶かしながら空洞を拡大する(カルスト溶食)
  • 鍾乳石:天井から炭酸カルシウムが再沈殿してできる「つらら状」の石灰質生成物(上から垂れ下がるものが鍾乳石、下から伸びるものが石筍)
  • 地下川・地下湖:洞内に水が残り独特の水中生態系を形成することがある
  • 生物相:カマドウマやコウモリ、洞窟魚など洞窟固有の生物が生息する

日本には多くの石灰洞が存在し、岩手県の龍泉洞、高知県の龍河洞、山口県の秋芳洞などが国の天然記念物や特別天然記念物に指定されています。世界最長の石灰洞はアメリカ・ケンタッキー州のマンモス・ケーブでその総延長は600キロメートルを超えます。

石灰洞は地質学・生物学的に貴重な資源であると同時に、観光地としても高い人気を誇ります。一定の温度・湿度が保たれる環境は洞内生物の生育に適しており、独自の生態系の研究の場ともなっています。

使い方・例文

観光地として整備された石灰洞では、ライトアップされた鍾乳石や石筍の幻想的な景観を楽しめます。秋芳洞(山口県)や龍泉洞(岩手県)は日本を代表する石灰洞観光地として多くの来訪者が訪れます。

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