石油危機とは?
せきゆきき
石油危機とは、石油の供給不足や価格急騰によって世界経済が大きな打撃を受けた歴史的な出来事のことです。
石油危機(オイルショック)とは、石油の供給が急激に減少したり価格が著しく高騰したりすることで、世界的な経済混乱や社会不安が生じた出来事を指します。20世紀後半には特に大きな石油危機が2度発生し、それぞれ「第一次石油危機」「第二次石油危機」と呼ばれています。
第一次石油危機は1973年に起きました。第四次中東戦争(イスラエルとアラブ諸国の紛争)をきっかけに、アラブ石油輸出国機構(OAPEC)が親イスラエル国への石油輸出を禁止・削減したことで、原油価格が短期間に大幅に上昇しました。日本では「狂乱物価」と呼ばれるインフレが発生し、トイレットペーパーの買い占め騒動なども起きました。
第二次石油危機は1979年のイラン革命と、続くイラン・イラク戦争(1980年)を契機に発生しました。イランの石油生産が急減し、再び原油価格が大幅に上昇して世界的なスタグフレーション(不況と物価上昇の同時進行)をもたらしました。
石油危機の歴史的意義は大きく、各国が省エネ技術の開発・エネルギー源の多様化・備蓄政策の強化を進める契機となりました。日本の製造業が省エネ技術で世界をリードする一因ともなっており、エネルギー安全保障の重要性を世界に認識させた転換点として記憶されています。
使い方・例文
歴史や社会の授業で「1973年の石油危機でガソリン価格が急騰し、日本でも物価が上がって生活に大きな影響が出た」として取り上げられます。
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