珊瑚色とは?
さんごいろ
海のサンゴのような、淡いピンクがかったオレンジ色を指す日本の伝統色です。
珊瑚色(さんごいろ)とは、宝飾品や装飾品として用いられる珊瑚(サンゴ)の色をもとにした伝統色で、淡いオレンジがかったピンク色を指します。英語では「coral」とほぼ同義の色名として知られています。
珊瑚は古来から日本・中国・地中海地方などで宝石として珍重されてきました。特に赤珊瑚は高貴な色とされ、貴族や武家の装飾品・簪(かんざし)・根付などに使われてきた歴史があります。日本では主に土佐(現・高知県)沖や鹿児島県の海域で採取される珊瑚が有名で、江戸時代には輸出品としても重要な役割を果たしました。
珊瑚色は、純粋な赤珊瑚の色よりも明るくやわらかいピンクオレンジ系の色として認識されることが多く、女性らしさや可愛らしさ、優しさを象徴する色として和装・洋装ともに好まれます。似た色名に「桃色」「薔薇色」「桜色」などがありますが、珊瑚色はオレンジの要素が強く、より温かみのある印象があります。
現代では着物や帯だけでなく、コスメティクスのリップカラーやチークカラーとしても珊瑚色という名称が広く使われており、トレンドカラーとして定期的に注目を集める色でもあります。
使い方・例文
珊瑚色は春から初夏にかけての着物や振袖でよく選ばれる色で、明るくやわらかな印象を与えるコーディネートに活用されます。
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