サンゴとは?
さんご
さんごとは、熱帯・亜熱帯の海に生息する刺胞動物が群体を形成し、石灰質の骨格を積み重ねて作るサンゴ礁の主役となる生き物です。
さんご(珊瑚)は、刺胞動物門花虫綱に属するポリプと呼ばれる小さな動物が多数集まって群体を形成したものです。多くのサンゴは細胞内に褐虫藻(ちゃちゅうそう)と呼ばれる光合成を行う藻類を共生させており、藻類が光合成で生産した有機物をエネルギー源として石灰質の骨格を作り上げます。この骨格が何千年もかけて積み重なったものがサンゴ礁です。
サンゴには造礁サンゴ(熱帯の浅海に生息し礁を形成)と非造礁サンゴ(深海・冷水域に生息し骨格が宝飾品に用いられる赤珊瑚など)があります。日本では沖縄や奄美の海に造礁サンゴが広がるほか、土佐沖・宮崎沖などに宝飾用のサンゴが漁獲されてきました。
サンゴ礁は海洋生物の約25%の種を支える「海の熱帯雨林」とも呼ばれ、生物多様性の観点から極めて重要な生態系です。しかし、海水温の上昇による白化現象(褐虫藻が抜け落ち骨格だけになる現象)、海洋酸性化、沿岸開発による土砂流入などにより、世界規模でサンゴ礁の消失が深刻化しています。
宝飾・工芸品としての赤珊瑚・白珊瑚は日本の伝統文化にも深く根ざしており、装飾品や縁起物として珍重されてきました。現在は国際的な取引規制の対象となっているものもあります。
使い方・例文
「沖縄のダイビングスポットでカラフルなさんごの群生を観察した」のように、海洋観光や環境保全の文脈でよく登場します。また、「赤さんごのブローチを祖母から受け継いだ」のように、宝飾品としての場面でも使われます。
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