王章とは?
おうしょう
王章とは、君主や王国の権威・正統性を象徴するために使われる紋章・意匠の総称です。
王章(おうしょう)とは、国王・皇帝などの君主およびその王家・王国を象徴する紋章的意匠の総称です。狭義には王冠、剣、笏(しゃく)、球(オーブ)などの王権標章(レガリア)と組み合わせた紋章を指し、広義には王室が公式に使用するすべての象徴的図案を含みます。
ヨーロッパでは中世以降、各王家がそれぞれ固有の紋章を持ち、戦場での識別や文書の封印に使用しました。たとえばイギリス王室の王章はライオンとユニコーンが盾を支える形式で、「神と我が権利(Dieu et mon droit)」の銘文とともに用いられます。フランス王家のゆり紋(フルール・ド・リス)も代表的な王章の一例です。
東アジアでは、中国の龍紋や日本の菊花紋章が王章・皇章に相当し、権威の視覚的な証として公文書・官服・建築物に用いられました。
現代においても多くの国で王室紋章は公式な場での使用が続けられており、旅券・硬貨・国有建物などに刻まれています。また紋章学(ヘラルドリー)の分野では、王章の意匠・色彩・配置に厳密な規則があり、その解釈と記録が専門家によって行われています。
使い方・例文
イギリスのパスポートの表紙に描かれたライオンとユニコーンの紋章は、英国王室の王章の代表例である。また日本の皇室では菊花紋章が王章に相当し、外交文書や宮内庁の公式印にも用いられている。
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