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鷲章とは?

わしのしょう

鷲章とは、鷲(ワシ)をモチーフにした紋章・意匠の総称で、古くから権力・勇猛・高貴さの象徴として使われてきたものです。

鷲章(わしあき/わししょう)は、鷲を主図柄とした紋章の総称です。鷲は空の頂点に立つ猛禽類として、古代メソポタミアエジプトの時代から神性・王権・軍事力の象徴とされており、その伝統は紋章文化が発達した中世ヨーロッパ引き継がれました。

代表的な鷲章として知られるのが、神聖ローマ帝国の「双頭の鷲(双頭鷲)」です。頭が二つの鷲は東西ローマ帝国の統合を象徴するとも解釈され、オーストリア、ロシア、アルバニアなど多くの国の国章に採用されてきました。単頭の鷲はアメリカ合衆国の国章(ハクトウワシ)やドイツ連邦共和国の国章にも用いられています。

紋章学上の鷲の描き方には規則があり、正面を向いて翼を広げた姿(ディスプレイド)が最も一般的です。向きや翼の形、嘴・爪の色など細かな要素が意味を持ち、それぞれの家紋や国章において独自のルールが定められています。

日本でも「鷲の意匠」は武家の家紋や軍旗に用いられた歴史があり、東西を問わず権威・武勇を表す意匠として普及しています。現代ではスポーツチームのロゴやブランドのシンボルにも広く使われています。

使い方・例文

ドイツのパスポートや硬貨に描かれた黒い鷲のシルエットが、代表的な鷲章の実例です。歴史の教科書でナポレオン時代のフランス帝国軍旗を紹介する際にも、鷲章という言葉が登場します。

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