ビザンツ帝国とは?
びざんつていこく
ビザンツ帝国とは、東ローマ帝国とも呼ばれ、コンスタンティノープルを首都として4世紀から15世紀まで存続した、キリスト教ギリシア文化を基盤とする帝国です。
ビザンツ帝国(Byzantine Empire)は、ローマ帝国が東西に分裂した後、東方に存続した「東ローマ帝国」の別称です。首都コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)の旧名「ビュザンティオン」にちなんで後世の歴史家がこう呼びました。正式には「ローマ帝国」の継承者を自認し、住民もローマ人を名乗っていました。
帝国の最大の特徴は、ラテン語からギリシア語へと公用語を移行させつつ、ギリシア正教(東方正教会)を国教として維持した点です。ユスティニアヌス1世(在位527〜565年)の時代には一時的に地中海西方の領土を奪還し、「ローマ法大全」の編纂によって後世のヨーロッパ法体系に大きな影響を与えました。
中世を通じてイスラム勢力やブルガリア・セルビアなどのスラブ系諸国と激しい戦いを繰り広げながらも、コンスタンティノープルの強固な城壁によって長期にわたり帝都を守り抜きました。また、ギリシア古典文化・キリスト教神学の保存と伝達の担い手として、ルネサンス期のイタリアや東欧・ロシアの文化形成にも寄与しました。
1453年、オスマン帝国のメフメト2世によってコンスタンティノープルが陥落し、約1000年続いたビザンツ帝国は滅亡しました。
使い方・例文
ビザンツ帝国が保存したギリシア語の古典文献は、15世紀のイタリア・ルネサンスを触発する知的資源となりました。
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