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物語論とは?

ものがたりろん

物語論とは、物語の構造・語り方・意味生成のしくみを体系的に分析する学問的な理論の総称です。

物語論(ナラトロジー)は、小説・映画・神話・日常の会話など、あらゆる「語り」に共通する構造や法則を解明しようとする学問分野です。フランス語のnarratologieに由来し、1960〜70年代フランス構造主義と深く結びついて発展しました。

物語論の先駆けとして、ロシア形式主義のウラジミール・プロップが1928年に民話の構造分析を行ったことが挙げられます。その後、ロラン・バルト、ジェラール・ジュネットらが物語の語り方(ナレーション)・視点(フォーカリゼーション)・時間的構造などを精緻に理論化しました。

物語論が扱う主な概念には以下があります。

  • ストーリーとディスクール:「何が起きたか」(内容)と「どう語られたか」(語り方)の区別
  • 語り手(ナレーター):物語を語る主体とその信頼性
  • フォーカリゼーション:誰の視点から物語が描かれるか
  • 時間操作:回想・先取り・語りの速度など

現代の物語論は認知科学や社会学とも交差し、「人間はなぜ物語を必要とするか」という問いにも向き合っています。文学研究だけでなく、ゲームデザイン・広告・ジャーナリズムなど、物語を扱う幅広い領域で応用されています。

使い方・例文

小説を読む際に「誰が語っているか」「時系列はどう操作されているか」を意識するのが、物語論的な読み方の一例です。

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