本文へスキップ

熱可塑性CFRPとは?

ねつかそせいしーえふあーるぴー

熱可塑性CFRPとは、炭素繊維を熱可塑性樹脂で固めた複合材料で、加熱で再成形できる特性から航空・自動車分野での活用が広がっています。

熱可塑性CFRP(Carbon Fiber Reinforced Thermoplastics、CFRTP)は、炭素繊維(CF)を強化材とし、熱可塑性樹脂をマトリックス(基材)として組み合わせた繊維強化複合材料です。従来の熱硬化性CFRP(エポキシ樹脂系)と比較して、加熱すれば再軟化・再成形できるという大きな特徴を持ちます。

マトリックス樹脂として使用される代表的な材料には、ポリアミド(PA/ナイロン)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)などがあります。これらは耐熱性・耐薬品性・機械強度のバランスが異なり、用途に応じて選択されます。

熱可塑性CFRPの主なメリットは以下の通りです。

  • 短時間成形が可能でサイクルタイムが短縮できる(熱硬化性は数時間かかるのに対し、数分〜十数分程度)
  • 余材や不良品のリサイクル・再加工が可能
  • 熱溶着による接合が可能で接着剤不要の組み立てが実現できる
  • 低温での脆性が少なく耐衝撃性に優れる

航空機の内装部品や二次構造材、自動車のボディパネル・シート構造体、スポーツ用品など、軽量化と強度を同時に求める分野で採用が拡大しています。製造コストや大型化の課題は残るものの、次世代の軽量構造材料として注目度が高い素材です。

使い方・例文

「自動車のルーフパネルに熱可塑性CFRPを採用することで、スチール製に比べて大幅な軽量化と衝突安全性の向上を同時に実現できる。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語