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滑面小胞体とは?

かつめんしょうほうたい

滑面小胞体とは、リボソームを持たない膜構造の細胞小器官で、脂質合成や解毒などを担っています。

滑面小胞体(かつめんしょうほうたい、英: smooth endoplasmic reticulum / SER)とは、細胞内に存在する膜系の細胞小器官である小胞体のうち、表面リボソームが付着していないものを指します。リボソームが付着した「粗面小胞体」と対をなす存在です。

滑面小胞体の主な機能は次のとおりです。

  • 脂質・ステロイドの合成:細胞膜の構成成分であるリン脂質やコレステロール、ステロイドホルモンが合成されます。
  • 解毒作用:肝臓の細胞では特に発達しており、アルコールや薬物などの有害物質を酸化・抱合して無毒化します。
  • カルシウムイオンの貯蔵と放出:筋細胞では筋小胞体とも呼ばれ、筋収縮に必要なCa²⁺の調節を担います。
  • 糖代謝への関与:肝細胞ではグリコーゲンの分解に関わる酵素が存在します。

滑面小胞体の発達の程度は細胞の種類によって大きく異なり、ステロイドを分泌する副腎皮質や精巣のライディッヒ細胞、肝細胞などで特に顕著です。細胞生物学の基礎を学ぶ際に必ず登場する重要な細胞小器官のひとつです。

使い方・例文

「肝細胞の滑面小胞体は、飲酒後にアルコールを分解する働きを担う」のように、生物や医学の授業・教科書で細胞の機能を説明する際に使われます。

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