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渦流制御とは?

かりゅうせいぎょ

渦流制御とは、航空機や自動車などで発生する気流の渦を積極的に管理し、揚力向上や抵抗低減・失速防止などに役立てる空力技術です。

渦流制御(かりゅうせいぎょ、Vortex Control)とは、流体力学における渦(うず)を意図的に発生・管理・抑制することで、航空機・自動車・船舶などの空力性能や流体特性を最適化する技術の総称です。

翼や車体の周囲を流れる気流は、端部や角部で渦を形成します。この渦は放置すると揚力の低下や抵抗の増大、振動・騒音の原因になります。一方で、渦の性質を巧みに利用すると境界層の剥離を遅らせ、失速速度を下げたり揚力係数を高めたりすることができます。

代表的な渦流制御の手法には次のものがあります。

  • 渦発生器(Vortex Generator)…翼面などに小さな突起を設置して意図的に渦を作り、境界層を活性化させる
  • 翼端小翼(ウィングレット)…翼端渦を抑制して誘導抵抗を低減する
  • ストレーク…戦闘機の機首付近に取り付けられた細い翼で、制御された渦を利用して高迎え角での揚力を確保する
  • 能動的吸引・吹き出し…表面に孔を設けて空気を吸引または噴出し、渦の発生位置や強度を動的に制御する

自動車では、アンダーフロアのディフューザーやリアスポイラー周辺の渦管理がダウンフォース確保に寄与しています。航空機では燃費向上や安全性確保に直結するため、現代の設計では必須の技術概念です。

使い方・例文

旅客機の主翼端に付いたウィングレットは翼端渦を渦流制御の一形態として活用し、燃費を数パーセント改善している。

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