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液化水素とは?

えきかすいそ

液化水素とは、水素ガスをマイナス253度以下に冷却して液体状にしたもので、大量の水素を効率よく貯蔵・輸送するために用いられます。

液化水素(Liquid Hydrogen、LH2)とは、気体の水素をおよそマイナス253℃(20ケルビン)以下まで冷却することで液化したものです。水素は常温・常圧では気体ですが、液化することで体積を気体時の約800分の1に圧縮でき、大量の水素を効率よく運搬・貯蔵することが可能になります。

液化水素の主な特性と課題は以下のとおりです。

  • 極低温:液化には専用の断熱容器(真空断熱タンク)が不可欠で、製造・保管設備のコストが高い。
  • 蒸発損失(ボイルオフ):完全に断熱することは難しく、一定量が自然蒸発する。長期保管ではロスが生じる。
  • エネルギー密度:液化水素の質量エネルギー密度は非常に高いが、体積エネルギー密度はガソリンより低い。
  • 取り扱い安全性:爆発・引火リスクへの対策と専門的な操作が必要。

液化水素は宇宙ロケットの燃料として長年活用されてきた実績があります。近年は水素社会の実現に向け、オーストラリアなど海外で製造した水素を日本へ船で輸送するサプライチェーン構築の文脈でも注目されており、専用の液化水素運搬船の開発・実証も進められています。カーボンニュートラル実現に向けた水素利活用の拡大において、液化水素は主要な輸送・貯蔵形態の一つです。

使い方・例文

川崎重工業が中心となって進めた日豪水素サプライチェーン実証事業では、オーストラリアで製造した液化水素を専用タンカーで日本に輸送する実証が行われました。

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