海岸段丘とは?
かいがんだんきゅう
海岸段丘とは、かつての海岸線が地盤の隆起や海面変動によって陸上に残された、階段状の地形のことです。
海岸段丘(かいがんだんきゅう)とは、過去の海岸線(波食台や海浜堆積物)が地殻変動(地盤隆起)や海面低下によって現在の海面より高い位置に取り残され、平坦な台地と急な崖(段丘崖)が階段状に連なった地形のことです。英語では「marine terrace(海成段丘)」とも呼ばれます。
形成の仕組みは次のとおりです。
- 波の侵食によって海底に平坦な「波食台」が形成される
- 地盤の隆起または海水面の低下により、この波食台が海面より高い位置に上がる
- 上がった平坦面が「段丘面」、その際の旧海食崖が「段丘崖」として残る
- この過程が繰り返されると複数の段丘が階段状に形成される
海岸段丘は地殻変動の活発な地域(プレート境界付近など)に多く見られ、日本でも各地に分布します。代表的な例として、室戸岬(高知県)・串本(和歌山県)・三陸海岸・男鹿半島などが知られています。段丘面は農地や住宅地として利用されることが多く、地形と土地利用の関係を学ぶ典型的な事例です。また段丘内に含まれる地層・化石を分析することで、過去の地殻変動や気候変動の歴史を読み解く地質学的研究にも活用されます。
使い方・例文
地理の授業や地形図の解説で「室戸岬周辺には海岸段丘が発達しており、段丘面に集落が形成されている」などの形で登場します。
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