沖縄トラフとは?
おきなわとらふ
沖縄トラフとは、東シナ海南西部に位置する弧状の海底盆地で、日本列島と琉球弧(南西諸島)の間に広がる地殻変動が活発な海域のことです。
沖縄トラフ(Okinawa Trough)は、九州南部から台湾北東にかけて延びる全長約1,200キロメートル、最大水深約2,000メートルの細長い海底のくぼみです。「トラフ」とは、海溝より浅い細長い海底盆地を指す地形用語です。
沖縄トラフは、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む活動に伴い、背弧拡大(back-arc spreading)が起きることで形成されています。現在も地殻が引き伸ばされる「拡大」の過程にあるとされ、地震・火山活動・熱水噴出活動が活発な地域です。
主な特徴は以下のとおりです。
- 熱水鉱床:海底の熱水噴出孔周辺に金・銀・銅・亜鉛などを含む多金属硫化物鉱床が存在し、海底資源として注目されている
- 地震活動:地殻変動が活発なため、周辺で地震が頻繁に発生する
- 固有の生態系:熱水噴出孔に依存した独特の深海生物群集が確認されている
日本は沖縄トラフの海底資源の開発調査を進めており、将来の資源確保の観点から地政学的にも重要な海域となっています。
使い方・例文
沖縄トラフは地震の多い海域として知られており、沖縄近海で地震が発生した際のニュースで言及されることがあります。また、海底の熱水噴出孔に関する海底資源探査の報道でも登場する地名です。
この用語をシェア
最終更新: