氷河地形とは?
ひょうがちけい
氷河地形とは、氷河の侵食・堆積・運搬作用によって形成された独特の地形のことです。
氷河地形とは、大量の氷(氷河)が長期間にわたって移動する過程で岩盤を削り取り、土砂を運搬・堆積させることによって作り出される特徴的な地形の総称です。過去の氷河期に氷河が広範囲を覆っていた地域では、現在でもその痕跡を様々な地形として見ることができます。
氷河地形は大きく侵食地形と堆積地形に分けられます。
主な侵食地形には以下のものがあります。
- カール(圏谷):山頂付近に形成されるスプーン状の窪地
- U字谷:氷河が削り取った断面がU字形をした谷。V字谷と区別される
- フィヨルド:氷河によって削られたU字谷に海水が浸入した細長い湾
- ホルン(氷食尖峰):複数のカールに挟まれた鋭いピーク状の山頂
主な堆積地形には、氷河が運んできた岩屑(モレーン)が堆積したものがあり、末端モレーン・側方モレーン・中央モレーンなどに分類されます。また、氷河融水が堆積したドラムリンやエスカーも氷河地形の一種です。ノルウェーのフィヨルドやスイスのホルンであるマッターホルンが代表例として知られています。
使い方・例文
ノルウェーのソグネフィヨルドは、かつての氷河によって削られたU字谷に海水が流入したフィヨルドの典型例で、その雄大な景観は世界遺産にも登録されています。
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