氷あられとは?
こおりあられ
氷あられとは、雪が一度溶けて凍り直した小さな氷粒が降る気象現象のことです。
氷あられ(こおりあられ)とは、大気中を落下する途中で雪や雪片が溶けた後、再び凍って透明または半透明の氷粒となって地上に降ってくる降水現象です。英語では「ice pellets」や「sleet」(アメリカ英語)と呼ばれます。
氷あられが発生するためには、大気の鉛直構造に特定の条件が必要です。地上付近には氷点下の寒気層があり、その上空に0度を超える暖気層(融解層)が存在します。雪が暖気層を通過して溶け、さらに下の寒気層で再凍結することで氷あられとなります。
よく似た現象との違いを整理すると以下のとおりです。
- 雪あられ:白色で不透明、積乱雲から降る柔らかい粒(霰の一種)
- 氷あられ:透明・半透明で硬い氷粒、層状雲系からも降る
- ひょう(雹):積乱雲内で発達した大型の氷塊
- みぞれ:雪と雨が混じって降る状態
氷あられは路面に積もると非常に滑りやすく、交通事故の原因になりやすい危険な気象現象です。春先や晩秋の季節の変わり目に寒気が流れ込んだときに発生しやすく、天気予報では注意を要する降水の種類として区別されています。
使い方・例文
春先に「あられが降った」と聞いた際、粒が硬く透明であれば氷あられの可能性があり、路面が凍結しやすいため運転時には特に注意が必要です。
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