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款冬花とは?

かんとうか

款冬花とは、キク科の植物フキタンポポの花蕾または花を乾燥させた生薬で、咳・痰・気管支の炎症を鎮める「潤肺止咳」の代表的な生薬として漢方医学で用いられます。

款冬花(かんとうか)は、キク科多年草フキタンポポTussilago farfara)の花蕾を乾燥させた生薬です。日本ではフキ(蕗)と混同されることがありますが、フキタンポポは別種の植物です。早春に葉が出る前に黄色い花を咲かせる点が特徴的で、その花蕾を冬に採取して用います。

漢方医学では款冬花は「潤肺下気(じゅんぱいかき)」「止咳化痰(しがいけたん)」の効能を持つとされます。具体的な適応は以下の通りです。

  • 慢性の咳・乾性咳嗽(かんせいがいそう):肺を潤して咳を鎮める
  • 痰の多い咳:去痰作用で痰を排出しやすくする
  • 気管支炎・喘息の症状緩和:気道の炎症を和らげる
  • 喉の乾燥感:津液を補い乾燥を改善する

代表的な処方としては款冬花湯や、五味子・紫菀(しえん)などと組み合わせた処方があります。類似の止咳生薬である紫菀と対で処方されることが多く、呼吸器疾患への漢方治療の中心的な生薬のひとつです。

現代研究では款冬花にトシラゴン・ルチンなどの成分が含まれ、気道の炎症抑制・去痰促進作用が確認されています。

使い方・例文

「冬になると慢性的に咳が出るため、款冬花を含む漢方煎薬を処方してもらった」のように、呼吸器症状の漢方治療の場面で登場します。

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