横ずれ断層とは?
よこずれだんそう
横ずれ断層とは、断層の両側の岩盤が水平方向に互いにすれ違うように動く断層で、変換断層や大規模な活断層帯に典型的な構造です。
横ずれ断層(よこずれだんそう、英:strike-slip fault)は、断層面に沿って両側の地盤が垂直方向ではなく水平方向に移動する断層です。断層面はほぼ垂直に近い場合が多く、上下のずれがほとんどなく横方向の変位が卓越します。
横ずれ断層は変位の方向によって2種類に区別されます。断層を挟んで向かい側の地盤が右方向に動く「右横ずれ断層(右ずれ断層)」と、左方向に動く「左横ずれ断層(左ずれ断層)」です。観察者がどちら側に立っても、向こう側の地盤が動く方向で判断します。
横ずれ断層の代表例と特徴は以下の通りです。
- カリフォルニア州のサンアンドレアス断層(右横ずれ・約1300km)が世界的に有名
- トルコのアナトリア断層帯も主要な右横ずれ断層
- 日本では中央構造線が横ずれ成分を持つことが知られる
- プレートの変換境界(トランスフォーム断層)として海洋底にも発達する
横ずれ断層の活動は大きな地震を引き起こすことが多く、地表のずれが河川の流路や道路・建物などを横切る形で明瞭に観察されることがあります。断層変位地形として地形学的にも重要な研究対象です。地震発生帯の理解や都市防災において、横ずれ断層の位置・活動度の評価は欠かせません。
使い方・例文
地震の特集記事や地質学の解説で「サンアンドレアス断層は典型的な横ずれ断層で、両側の地盤が水平にすれ違う」と説明される場面で登場します。活断層調査報告書にも頻出します。
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