検閲印とは?
けんえついん
検閲印とは、戦時中や特定の体制下で郵便物の内容が当局に検査されたことを示すために押されたスタンプや証紙のことです。
検閲印(けんえついん)とは、主に戦時中・占領期・独裁体制下などにおいて、郵便物の内容を国家機関や軍の検閲担当者が開封・確認した証として封筒や郵便物に押捺されたスタンプ・シール・テープ類の総称です。英語では「Censor mark」や「Censorship stamp」と呼ばれます。
検閲は、敵国への情報漏洩防止・反体制的言論の取り締まり・スパイ活動の摘発などを目的として行われました。検閲印の形式は国・時代・機関によって多様で、以下のような種類があります。
- ゴム印や金属スタンプによる押印
- 「OPENED BY CENSOR(検閲済)」と印刷された専用テープ
- 再封のためのシールや糊付けの跡
- 担当者のイニシャルや番号が記されたもの
日本では第二次世界大戦中の国内外の郵便物に広く検閲が実施されました。フィラテリー(切手収集)の分野では、検閲印入りの封筒(カバー)は歴史的資料として高い評価を受けており、戦時郵便史の研究対象となっています。検閲印の種類・形態の研究は、当時の国家体制や情報統制の実態を解明する手がかりにもなっています。
使い方・例文
第二次世界大戦中にアメリカから日本へ送られた手紙で、封筒に「EXAMINED BY CENSOR」のテープが貼られているものが、戦時郵便の切手コレクションに登場します。
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