郵便史とは?
ゆうびんし
郵便史とは、郵便制度の発展・切手・消印・郵便物などを歴史的・体系的に研究・収集する学問および趣味の分野です。
郵便史(ゆうびんし)とは、郵便制度の歴史的発展を研究する学問的分野であるとともに、切手・消印・郵便物・郵便用品などを収集・研究する切手収集(フィラテリー)の一ジャンルを指します。
学問としての郵便史は、各国・各時代の郵便制度の整備過程、料金体系の変遷、通信インフラの社会的役割などを考察します。日本では1871年(明治4年)に近代郵便制度が創設され、前島密(まえじまひそか)がその礎を築いたことが知られています。
収集・研究の対象としての郵便史では、以下のようなアイテムが扱われます。
- 使用済み切手が貼られた実際の郵便物(カバー)
- 特定の時代・路線・用途の消印
- 戦時中や占領下など特殊な時期の郵便物
- 料金不足や返送などのエラーカバー
- 郵便馬車・鉄道郵便などの輸送手段に関わる資料
郵便史の収集は、単なる切手収集(テーマ・デザイン重視)とは異なり、郵便物が実際に使われた歴史的文脈を重視します。そのため、切手単体よりも実逓便(実際に投函・配達された郵便物)に高い資料価値が置かれます。国際的なフィラテリー展でも郵便史は独立した部門として競われています。
使い方・例文
幕末から明治初期にかけての飛脚便と近代郵便の移行期を示す実逓便を収集・研究することが、郵便史の典型的な取り組みです。
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