朱に交われば赤くなるとは?
しゅにまじわればあかくなる
「朱に交われば赤くなる」とは、人は付き合う仲間や環境によって良くも悪くも影響を受けるという意味の日本のことわざです。
「朱に交われば赤くなる」は、朱(しゅ=赤い顔料)の中に入れたものは赤く染まってしまうという比喩をもとにしたことわざです。人間は周囲の環境や付き合う人物から強い影響を受けるため、善い人物と交われば善くなり、悪い環境に置かれれば悪く染まるという教えを表しています。
このことわざの起源は中国の古典にあります。荀子(じゅんし)の「勧学篇」には「蓬、麻中に生ずれば、扶けずして直し」という表現があり、環境や友人の重要性を説く思想が儒学においても重視されていました。日本にはこの思想が伝わり、「朱に交われば赤くなる」という形で定着しました。
このことわざが持つ含意はいくつかあります。
- 友人・交友関係の選択の大切さを説く教訓として使われます。
- 良い意味にも悪い意味にも使える中立的な表現ですが、悪い影響を受ける文脈で使われることが多いです。
- 類義語として「類は友を呼ぶ」「墨に近づけば黒くなる」などがあります。
現代では、職場環境・子育て・教育の場での「環境の重要性」を語る際にも引用されることわざです。
使い方・例文
子どもの交友関係や職場の人間関係を話題にする際に「朱に交われば赤くなるというから、良い環境を選ぶことが大切だ」のように使われます。
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