本陣とは?
ほんじん
本陣とは、江戸時代の宿場に設けられた、大名や幕府役人などの高貴な旅人専用の宿泊施設です。
本陣(ほんじん)とは、江戸時代の五街道や諸街道の宿場町において、大名・旗本・幕府役人・勅使(天皇の使者)・宮家などの身分の高い人々が宿泊・休憩するために指定された施設です。一般の旅人が利用する旅籠(はたご)とは区別された格式ある宿泊施設でした。
本陣は通常、各宿場に一軒から数軒置かれ、その経営は地域の名望家や庄屋格の家が世襲的に担いました。施設には「上段の間」と呼ばれる格式高い部屋が設けられ、大名行列が宿泊する際には周囲に警備が敷かれるなど、厳格な格式が保たれていました。本陣を経営する家は苗字帯刀を許されることもあり、地域における権威の象徴でもありました。
大名が宿泊しない時期には、地域の有力者の集会場や婚礼の場として使われることもありました。また、本陣に準じる「脇本陣」が設けられた宿場も多く、本陣が満員の際の補完施設として機能しました。
現在も長野県・静岡県・神奈川県などの旧東海道・中山道沿いには、本陣の建物や跡地が史跡として保存されており、江戸時代の交通文化を伝える貴重な歴史遺産となっています。
使い方・例文
中山道の馬籠宿・妻籠宿など、旧街道の宿場町を訪れると、本陣跡の案内板や当時の建物を再現した施設を見ることができます。
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