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暗黒星雲とは?

あんこくせいうん

暗黒星雲とは、背後の星や光を遮るほど密度の高いガスと塵が集まった、暗く見える星間雲のことです。

暗黒星雲とは、宇宙空間に漂うガスと固体の微粒子(塵・ダスト)が高密度に集積した星間雲の一種で、背後の星々や発光星雲からの光を吸収・散乱して暗く見える天体です。英語では「ダーク・ネビュラ(Dark Nebula)」とも呼ばれます。

暗黒星雲の主成分は分子水素(H₂)や一酸化炭素(CO)などの分子ガスに加え、炭素・ケイ素・鉄などからなるサブミクロンサイズの塵粒子です。塵が可視光を効率よく遮るため、肉眼や光学望遠鏡では暗い影として観測されます。一方、電波望遠鏡や赤外線望遠鏡では雲の内部を透視することができます。

暗黒星雲の代表例としては、

  • 馬頭星雲(オリオン座)
  • 石炭袋星雲(南十字座付近)
  • 蛇使い座のB68
などが挙げられます。

暗黒星雲は単に光を遮る存在にとどまらず、星形成の揺りかごとして重要です。内部では温度が極めて低く(-260℃前後)、重力収縮が進むことで原始星が誕生します。天の川銀河内に数千個以上存在するとされ、宇宙の星形成史を解明する上で不可欠な研究対象です。

使い方・例文

オリオン座の「馬頭星雲」は暗黒星雲の代表例で、赤い発光星雲を背景に馬の頭の形をした暗い影として観測できることで有名です。

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