早池峰山とは?
はやちねさん
早池峰山とは、岩手県宮古市・花巻市などにまたがる標高1,917メートルの山で、固有の高山植物群落が評価された日本百名山のひとつです。
早池峰山(はやちねさん)は、岩手県の中央部、宮古市・花巻市・遠野市などの境界に位置する山です。標高1,917メートルで北上山地の最高峰であり、日本百名山にも選ばれています。その植生の独自性から「花の百名山」にも名を連ねており、東北地方を代表する高山植物の宝庫として知られます。
早池峰山の最大の特徴は、超塩基性岩である蛇紋岩(かんらん岩が変質したもの)を母岩とする特殊な植生環境です。蛇紋岩地帯は栄養分が少なくほかの植物が育ちにくいため、ここだけに適応した固有種・希少種が多く生育します。ハヤチネウスユキソウ(ヨーロッパのエーデルワイスに近縁)をはじめ、ナンブトウウチソウ・ミヤマシオガマなど固有種・準固有種が多数確認されており、学術的に非常に重要な植物相です。
こうした価値から1982年に早池峰山は国の天然記念物に指定され、1998年には早池峰国定公園として保護されています。登山シーズンは夏季(6月〜9月頃)で、小田越ルート・河原坊ルートが代表的な登山道です。高山植物保護のため入山規制や車両制限が設けられており、自然保護意識の高い登山者に人気の山です。
また早池峰山は「遠野物語」で知られる遠野地方の精神的・文化的背景とも深く結びついており、山岳信仰の場としても長い歴史を持ちます。
基本データ
| 標高 | 1,917 m |
|---|
出典:Wikidata
使い方・例文
登山ガイドブックで早池峰山が紹介される際には、蛇紋岩地帯特有のハヤチネウスユキソウの群落が必ず取り上げられ、東北の高山植物観察の目的地として案内されています。
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