日光角化症とは?
にっこうかくかしょう
日光角化症とは、長年の紫外線への慢性的な曝露によって皮膚の角化細胞に異常が生じた前がん病変で、放置すると皮膚がん(有棘細胞がん)に進展する可能性があります。
日光角化症(にっこうかくかしょう、Actinic Keratosis)とは、長期間にわたって紫外線を浴び続けることで皮膚表面の角化細胞(ケラチノサイト)のDNAが損傷を受け、異常な細胞増殖が起きている状態です。医学的には「前がん病変」(がんになる可能性のある変化)と位置づけられており、適切に治療しないと有棘細胞がん(皮膚がんの一種)に進行するリスクがあります。
日光角化症の主な特徴は以下のとおりです。
- 顔・頭部・手の甲など、長年日光に当たりやすい部位に生じやすい
- 赤みを帯びた、ざらざらした鱗屑(うろこ状)の病変として現れる
- かゆみや違和感を伴うことがある
- 高齢者・色白の肌の人・屋外での作業が多い人に多い
診断は皮膚科医による視診と、必要に応じて皮膚生検で確定されます。治療には液体窒素による冷凍療法が多く使われるほか、5-フルオロウラシル(5-FU)やイミキモドなどの外用薬、光線力学療法(PDT)、レーザー治療などの選択肢があります。早期に発見・治療することで完治が見込めるため、皮膚の異変に気づいた場合は皮膚科への受診が推奨されます。
日常的な日焼け止め(SPF30以上)の使用や帽子・長袖での遮光が予防として効果的です。
使い方・例文
高齢者の顔や手の甲に現れる「ざらざらした赤い斑点」が日光角化症の典型例で、皮膚科の診察や健康診断の皮膚チェックの場面で取り上げられます。
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