方鉛鉱とは?
ほうえんこう
方鉛鉱とは、鉛と硫黄からなる硫化鉱物で、鉛の最も重要な鉱石鉱物として世界中で採掘されています。
方鉛鉱(ほうえんこう)は、化学式PbSで表される硫化鉛(II)の鉱物で、等軸晶系に属します。名称は立方体や八面体など規則的な結晶形(方形)を示すことに由来しており、英語ではgaleniteまたはgalenaと呼ばれます。
外観は金属光沢を持つ鉛灰色で、比重が約7.6と非常に重く、劈開(へきかい)が完全で三方向に直交する面で割れる性質があります。モース硬度は2.5程度と比較的柔らかく、爪で傷がつく場合もあります。
方鉛鉱は銅・亜鉛・銀などを伴う熱水鉱床に多く産出し、銀を含む変種はしばしば銀の副産物として採掘されます。主な産地としては、
- オーストラリア(ブロークン・ヒル)
- アメリカ(ミズーリ州など)
- 中国・ペルー
- 日本(かつての神岡鉱山など)
が挙げられます。用途としては、精錬して得られる鉛が蓄電池の電極・放射線遮蔽材・ハンダなどに広く使われており、現代産業においても重要な資源鉱物です。
使い方・例文
方鉛鉱は鉱物コレクターにも人気が高く、博物館の鉱物展示では立方体状に発達した結晶標本としてよく展示されています。
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