本文へスキップ

揺動鍛造とは?

ようどうたんぞう

揺動鍛造とは、上型を回転・揺動させながら少ない加圧力で金属を連続的に塑性変形させる鍛造加工法です。

揺動鍛造(rotary forging / orbital forging)とは、上型(パンチ)を傾けた軸の周りで円錐状に揺動(首振り運動)させながら、ワークの一部分ずつに局部的な荷重を加えて連続的に塑性変形させる鍛造加工法です。ロータリーフォージングとも呼ばれます。

通常の型鍛造では上下の型が全面的に圧縮するため大きな荷重が必要ですが、揺動鍛造では常に接触面積の一部だけに荷重が集中するため、同等の変形を得るために必要な加圧力を大幅に低減できます。この原理により、小型・低容量の設備で大きな加工を実現することが可能です。

揺動鍛造の主な特徴は以下のとおりです。

  • 必要加圧力が通常鍛造の数分の一程度に低減される
  • 騒音・振動が少なく、作業環境に優しい
  • 薄肉・フランジ形状や軸受部品などの成形に適している
  • 金型への負担が軽減され、工具寿命が延びやすい

自動車・航空機・精密機器分野における軸受・フランジ・歯車などの精密部品の製造に応用されています。設備の小型化が可能なため、大型プレス設備を持たない工場でも高精度部品の鍛造加工を行う手段として注目されています。

使い方・例文

自動車のホイール軸受(ハブベアリング)のフランジ部を成形する際に、揺動鍛造を用いることで大型プレス設備を使わずに高精度な形状を得る製造ラインで登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語