成層火山とは?
せいそうかざん
成層火山とは、溶岩と火山砕屑物が交互に積み重なって形成された、円錐形の美しい姿が特徴的な火山のことです。
成層火山(せいそうかざん、stratovolcano)は、複数回の噴火によって溶岩流・火山灰・スコリア(多孔質の火山岩片)・火砕流堆積物などが層状に重なり合って形成された火山です。「コンポジット火山」とも呼ばれます。
その特徴は以下のとおりです。
- 急峻な斜面:玄武岩質の楯状火山と異なり、粘性の高い溶岩が遠くまで流れないため急傾斜になる
- 美しい円錐形:日本の富士山がその代表例として世界的に知られる
- 爆発的な噴火:マグマのシリカ含有量が多く粘性が高いため、ガスが急激に膨張して爆発的噴火を起こしやすい
- 火砕流・火山弾の危険性:大規模噴火に伴い、人的被害を引き起こすリスクが高い
世界の代表的な成層火山には、富士山(日本)・セントヘレンズ山(アメリカ)・ベスビオ火山(イタリア)・ポポカテペトル(メキシコ)などがあります。日本は環太平洋火山帯(「火の輪」)に位置しており、多くの成層火山が存在します。火山活動の観測・防災計画においても成層火山の理解は不可欠です。
使い方・例文
富士山は成層火山の典型例で、左右対称の美しい円錐形は溶岩と噴出物が何層にも積み重なった結果です。ピナトゥボ山(フィリピン)の大噴火も、成層火山が引き起こした事例として知られています。
この用語をシェア
最終更新: