スコリアとは?
すこりあ
スコリアとは、火山噴火の際に溶岩が急冷・発泡してできる、気泡を多く含む黒褐色〜赤褐色の火山砕屑物のことです。
スコリア(scoria)は、マグマが噴出する際に内部のガス成分が急激に膨張・脱出し、溶岩が泡立った状態で冷え固まってできる火山砕屑物です。直径2mm以上(一般に数cm程度)の粒子状のものをスコリアと呼び、より細かいものは火山灰・火山砂として区別されます。
スコリアの特徴を整理すると以下のようになります。
- 表面が粗くざらざらしており、多孔質(気泡だらけ)な構造を持つ
- 色は黒〜赤褐色が多く、酸化の程度によって異なる
- 玄武岩質〜安山岩質のマグマから生成されることが多い
- 軽石(パミス)と似ているが、軽石より密度が高く水に沈む場合が多い
スコリアは火口周辺にスコリア丘(スコリアコーン)と呼ばれる小規模な円錐形の丘を形成することがあります。伊豆大島や三宅島など日本の火山島でも広く見られます。
建材・土壌改良材・園芸用培地・排水材としての実用的な利用もあります。多孔質の構造が通気性・排水性に優れるため、植木鉢の底石や屋上緑化用の軽量土壌として活用されています。地理・自然科学の文脈では火山の噴火様式や噴出物の分類を学ぶ上で欠かせない用語です。
使い方・例文
伊豆大島の三原山周辺の地面に転がる黒くざらざらした石のような岩片がスコリアの典型例です。園芸店でも「赤玉土」や「軽石」の代替として販売されていることがあります。
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