憲法訴訟とは?
けんぽうそしょう
憲法訴訟とは、法律や国家行為が憲法に違反しているかどうかを争点として裁判所で争われる訴訟のことです。
憲法訴訟(けんぽうそしょう)とは、法律・命令・行政行為などが憲法の条文・精神に違反しているかどうかを争点として、裁判所において審理される訴訟のことです。憲法上の権利(基本的人権など)の侵害を訴える側が原告となることが多く、その判決は社会的・政治的に大きな影響を与えることがあります。
日本では、特定の「憲法裁判所」は存在せず、通常の裁判所(最高裁判所が頂点)が違憲審査権を持つ「付随的違憲審査制」を採用しています。これは、具体的な事件・訴訟の中で争点として憲法問題が浮上したときに裁判所が違憲判断を下す仕組みです。
日本の代表的な憲法訴訟の例には以下のものがあります。
- 尊属殺重罰規定違憲判決(1973年)
- 薬局距離制限違憲判決(1975年)
- 衆議院議員選挙の「一票の格差」をめぐる違憲・違憲状態判決
最高裁判所が違憲と判断した法律は、その後国会で改正・廃止されることが多く、憲法訴訟は立法府・行政府に対するチェック機能を果たしています。アメリカでは最高裁が「違憲立法審査」を積極的に行う制度として知られており、日本の憲法訴訟論にも大きな影響を与えています。
使い方・例文
選挙区によって議員一人当たりの有権者数に大きな格差がある場合、「一票の価値が不平等だ」として違憲確認を求める憲法訴訟が提起されることがあります。
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