慢性疾患とは?
まんせいしっかん
慢性疾患とは、長期間にわたって持続または繰り返される病気の総称で、根治が難しく継続的な管理・治療が必要な状態を指します。
慢性疾患(まんせいしっかん)とは、一般に3か月以上継続する、あるいは生涯にわたって管理が必要な病気の総称です。英語では「クロニックディジーズ(chronic disease)」または「慢性病(chronic illness)」と呼ばれます。急激に発症して短期間で回復する急性疾患と対比される概念です。
慢性疾患の特徴として、完全に治癒することが難しく、薬物療法・生活習慣の改善・定期的な通院によって症状をコントロールしながら長期的に付き合っていく点が挙げられます。症状が一時的に軽減する「寛解」の状態になっても、再燃・増悪するリスクが伴います。
代表的な慢性疾患には以下のようなものがあります。
- 糖尿病:インスリンの分泌・作用異常による血糖値の慢性的な上昇
- 高血圧症:血圧が持続的に高い状態で心血管疾患のリスク因子
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD):主に喫煙が原因の進行性の肺機能低下
- 慢性腎臓病(CKD):腎機能の持続的な低下
- 関節リウマチ:免疫系が関節を攻撃する自己免疫疾患
世界保健機関(WHO)の報告では、慢性疾患は世界の死因の大部分を占めており、高齢化社会においてその割合はさらに増加しています。予防には食事・運動・禁煙・節酒などの生活習慣の改善が有効とされており、早期発見・早期介入が重症化を防ぐうえで重要です。
使い方・例文
生活習慣病の検診で「糖尿病の慢性疾患と診断されました」と医師から告げられた場合、完治を目指すよりも食事療法と投薬で血糖値を管理し続けることが治療の基本となります。
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