感情抑制とは?
かんじょうよくせい
感情抑制とは、怒りや悲しみなどの感情が生じても、それを外に出さずに内側に抑え込もうとする心理的な働きや習慣のことです。
感情抑制(かんじょうよくせい)とは、内側に生じた感情、特にネガティブな感情(怒り・悲しみ・不安・恐れなど)を表に出さないよう意識的または無意識的に抑え込む心の働きのことです。「感情の抑圧」とも呼ばれます。
感情抑制が生じる背景には、社会的・文化的な要因が大きく関わっています。
- 「感情を表に出すのははしたない」という文化的規範
- 職場や学校における感情表現への制約
- 幼少期に感情を表現することを否定された経験
- 「泣いてはいけない」「怒ってはいけない」といった自己ルールの形成
短期的には、感情を抑えることで社会的な場面を円滑に乗り越えられる利点があります。しかし長期的・慢性的な感情抑制は、心身にさまざまな影響をもたらすことが研究で示されています。心理的には不安やうつ状態のリスクが高まり、身体的には高血圧・免疫機能の低下・慢性疲労などとの関連が指摘されています。
心理療法の分野では、感情を適切に認識して表現すること(感情調整)が精神的健康の鍵とされます。感情を抑圧するのではなく、タイミングや場所を選んで表現する感情のコントロールが望ましいとされており、マインドフルネスや認知行動療法などが有効なアプローチとして活用されています。
使い方・例文
職場で理不尽に怒られても怒りを顔に出さず平静を装う場面や、悲しいのに人前では泣かないよう我慢する場面で「感情抑制」という言葉が使われます。
この用語をシェア
最終更新: