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抑圧とは?

よくあつ

抑圧とは、受け入れがたい感情や記憶・欲求を無意識のうちに意識から締め出す、精神分析上の防衛機制のことです。

抑圧(よくあつ)とは、フロイトの精神分析理論において中心的な概念の一つで、不安罪悪感・恥などを引き起こす感情・欲求・記憶を、意識的な意図なしに無意識領域へ押し込める心理メカニズムを指します。

フロイトは、意識・前意識・無意識という心の構造モデルを提唱し、抑圧によって無意識に追いやられた内容が消え去るわけではなく、無意識下で蓄積されて神経症的な症状や夢・言い間違いなどの形で間接的に表れると論じました。これが精神分析の治療においても重要な意味を持ちます。

抑圧は他の防衛機制(否認・合理化・投影など)と比較して、最も基本的かつ原初的な機制とされています。

  • 抑圧の対象:不快な記憶、社会的に許容されない衝動、強い恐怖体験など
  • 症状への影響:ヒステリー症状、不安障害、心身症との関連が指摘される
  • 治療との関係:精神分析では自由連想や夢分析を通じて抑圧された内容に接近する

現代の認知心理学や神経科学では、抑圧のメカニズムを実証的に検証する研究も進んでいますが、フロイトが述べた形での抑圧の科学的証明は難しく、議論が続いています。とはいえ「記憶の抑制」「感情の回避」としての側面は、現代心理学でも広く認められています。

使い方・例文

幼少期の辛い体験を意識的には思い出せないのに、類似した状況で強い不安を感じるケースは、抑圧のはたらきを示す例としてよく取り上げられます。

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