怠惰とは?
たいだ
怠惰とは、すべきことをせずにだらけている状態、または努力や勤勉さを欠いた怠け者の性質・態度のことです。
怠惰(たいだ)とは、努力・勤勉・責任感などを欠き、物事に真剣に取り組まずに怠けている状態や性質を指す言葉です。「ものぐさ」「なまけもの」とも言い換えられます。
怠惰は古くから道徳的・宗教的な文脈で問題視されてきました。キリスト教の七つの大罪のひとつ「怠惰(スロース)」は、精神的な無気力や義務の放棄を指し、中世では信仰上の罪として重く扱われていました。儒教においても勤勉を美徳とする教えが強く、怠惰は戒めるべき態度とされてきました。
心理学的な観点から見ると、怠惰は必ずしも意志の弱さだけが原因ではなく、以下のような要因が関係することがあります。
- 達成感や報酬が見えにくく、モチベーションが湧きにくい
- 慢性的な疲労やストレスによる消耗
- 完璧主義からくる「どうせうまくいかない」という回避
- うつ状態などの精神的な不調
現代では「怠惰」を単純に否定するだけでなく、適切な休息の必要性も注目されています。過度な勤勉が燃え尽き症候群(バーンアウト)を引き起こす一方、意図的な休息や余白は創造性や生産性を高める効果があるとも言われます。怠惰と休息の境界線を意識することが、現代人にとって重要なテーマのひとつです。
使い方・例文
締め切りが近いのにやる気が出ず、一日中スマートフォンを見て過ごしてしまうような状態を指して「怠惰な生活」と表現します。
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