儒教とは?
じゅきょう
儒教とは、古代中国の思想家・孔子の教えを源とし、仁・礼・義などの徳目と人間関係の秩序を重んじる思想・倫理体系です。
儒教(じゅきょう)は、春秋時代の中国(前6〜前5世紀)に活躍した思想家・孔子(こうし、紀元前551年頃〜前479年)の教えを基礎とする思想・倫理・政治哲学の体系です。中国語では「儒学(Rúxué)」と呼ばれ、宗教というよりも学問・倫理体系として位置づけられることも多いですが、祖先崇拝や天への信仰と結びつき宗教的側面も持ちます。
儒教の核心的な概念は以下のとおりです。
- 仁(じん):人を愛する心・思いやりを最高の徳とします。
- 礼(れい):社会的規範・儀礼・礼節を重んじ、秩序ある社会を実現します。
- 義(ぎ):正しい行いに従う道義心。
- 五倫(ごりん):君臣・父子・夫婦・兄弟・朋友の五つの人間関係における正しい在り方。
孔子の死後、孟子(性善説)・荀子(性悪説)らが儒教を発展させ、漢代以降は国家の公式イデオロギーとして採用されました。科挙制度とも結びつき、中国・韓国・ベトナム・日本など東アジア全域の政治・社会・教育に深刻な影響を与えてきました。近代化の過程では批判にさらされた時期もありましたが、現在も東アジアの家族観・教育観・組織文化の根底に儒教的価値観が息づいています。
使い方・例文
日本の「長幼の序を重んじる」習慣や「親孝行」を美徳とする価値観は、儒教が江戸時代以降に武士道や教育の中で定着したことの表れです。
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