本文へスキップ

微分形式とは?

びぶんけいしき

変数積分や幾何学において積分の概念を一般化したもので、曲線・曲面上の積分を統一的に扱う数学的対象です。

微分形式とは、多様体上で積分を行うための数学的対象であり、多変数微積分における線積分・面積分・体積積分を統一的な枠組みで記述するための概念です。

直感的には、1次微分形式はベクトル場に沿った積分(線積分)の被積分量、2次微分形式は曲面上の積分(面積分)の被積分量に対応します。たとえば f(x, y) dx + g(x, y) dy は2次元空間上の1次微分形式であり、曲線に沿って積分することができます。

微分形式の重要な操作として外微分 d があります。0形式(関数)に d を作用させると1形式(勾配に対応)、1形式に d を作用させると2形式(回転に対応)が得られます。この外微分を用いると、勾配・発散・回転といったベクトル解析の操作が統一的に表現されます。

ストークスの定理は「n次元多様体上での n 次微分形式の積分は、その境界上での (n−1) 次形式の積分に等しい」という形で一般化されます。これにより、グリーンの定理・ガウスの定理・古典的なストークスの定理がすべて同一の命題の特殊ケースとして統一されます。物理学の電磁気学・一般相対性理論・弦理論でも中心的な役割を果たしています。

使い方・例文

電磁気学でのファラデーの法則や電磁ポテンシャルの記述に、微分形式の言語が自然に用いられています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語