御所人形とは?
ごしょにんぎょう
江戸時代に京都御所で生まれた、白く丸みのある幼児の姿をした伝統的な日本人形です。
御所人形(ごしょにんぎょう)とは、江戸時代に京都で発達した伝統的な日本人形で、白くきめ細かい肌と丸々とした幼児(赤ちゃん)の体型が特徴です。もともとは宮中や公家の間で誕生祝い・長寿祝いの贈り物として使われたことからその名がついたとされています。
御所人形の主な特徴は以下の通りです。
- 桐の木を粉状にした桐塑(とうそ)を型に詰めて作られた胴体
- 胡粉(ごふん:貝殻を焼いた白い顔料)を何層も重ね塗りした滑らかで白い肌
- 幼い子どものような丸みを帯びた体型と愛らしい顔立ち
- 全裸または薄い着物をまとった姿が基本
大きさは数センチから30センチ程度まで様々で、干支や縁起物のポーズをとった作品も多く制作されてきました。江戸時代には将軍家や諸大名への贈答品として珍重され、幕末から明治にかけては外国人にも土産物として人気を集めました。
現在も京都の人形師によって伝統的な技法を守りながら制作が続けられており、国の伝統的工芸品の関連品目としても認知されています。コレクターの間では古い御所人形が高く評価され、美術館や博物館にも収蔵されています。雛飾りの脇飾りや、床の間の飾りとして現代の家庭でも親しまれています。
使い方・例文
博物館の日本人形コーナーで、白くふっくらとした赤ちゃんの姿をした小さな人形として展示されているのが御所人形で、江戸時代の宮廷文化を伝える工芸品として紹介されます。
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