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公家とは?

くげ

公家とは、平安時代以降に朝廷に仕え、宮廷文化や儀式・政務を担った貴族階級のことです。

公家(くげ)とは、天皇中心とする朝廷に仕え、宮中の儀式・行政・学芸などを担った貴族・官人の総称です。「公」は朝廷・天皇を指し、「公家」とはすなわち「朝廷に属する家柄」という意味を持ちます。

公家の起源は律令制が整備された奈良時代にまでさかのぼりますが、平安時代に貴族文化が花開いた時期に公家社会としての形が確立しました。藤原氏などの有力氏族が摂政・関白として政治の実権を握り、官位と家格が密接に結びついた社会が形成されました。

公家の家格は大きく以下のように分類されていました。

  • 摂家:摂政・関白になれる最上位の家格(近衛・九条・二条・一条・鷹司)
  • 清華家:太政大臣まで昇ることができる家格
  • 大臣家・羽林家:中級以下の公家の家格

公家は武家(武士)と対比される存在で、武家が政治の実権を掌握した鎌倉時代以降も、天皇家を補佐し朝廷の儀礼・学問・文化の伝承を担い続けました。和歌・書道・雅楽・装束などの宮廷文化は公家によって守られ、今日の伝統文化の礎となっています。明治維新後、公家制度は廃止されて「華族」制度に組み込まれました。

使い方・例文

「公家言葉」や「公家風」という表現は、公家特有の優雅で格式張った話し方や振る舞いを指すときに用いられ、現代の時代劇でも公家の登場人物が独特のイントネーションで話す場面がよく見られます。

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