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桐塑とは?

きりそ

桐塑とは、桐の木の粉末にのりなどを混ぜて作る伝統的な造形素材で、雛人形や人形の頭部などに古くから使われてきた技法です。

桐塑(とうそ)とは、桐の木を細かく砕いた粉末(桐粉)に、ふのり木工のりなどを混ぜて練り上げた粘土状の素材、またはそれを用いた造形技法のことです。軽量でありながら加工しやすく、乾燥後は適度な硬度を持つため、日本の伝統人形の素材として古くから重用されてきました。

桐塑は主に雛人形・五月人形・木目込み人形などの頭部(かしら)や胴体の芯材として使われます。桐は日本産の木材の中でも特に軽く、保温性・防湿性に優れることから人形素材に適しており、職人が手で形を整えながら細かな造形を施すことができます。

桐塑の主な特徴と用途は次のとおりです。

  • 桐粉とのりを混ぜて練ることで、粘土に近い感触の造形素材になる
  • 乾燥・固化後は軽く、丈夫で長期保存に適した素材となる
  • 表面を胡粉(ごふん)などで仕上げることで滑らかな質感が生まれる
  • 木目込み人形では桐塑の胴体に布地を木目込んで仕上げる手法が代表的

現代では合成素材に取って代わられる部分もありますが、伝統工芸・高品質な人形作りの現場では桐塑が今も使われており、「江戸木目込み人形」などの国指定伝統的工芸品でもその技術が継承されています。

使い方・例文

「雛人形の工房では、桐塑で成形した胴体に金糸の衣装を着せた上品な姫人形が並んでいた」のような文脈で使われます。

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