ふのりとは?
ふのり
ふのりとは、日本沿岸の岩礁に自生する紅藻類の海藻で、古くから食用・糊料として利用されてきました。
ふのり(布海苔)は、フノリ科フノリ属に属する紅藻類の海藻です。日本や朝鮮半島の沿岸岩礁に広く分布し、潮間帯から水深数メートルの岩に付着して育ちます。主な種類としてマフノリ・ハナフノリ・ふくろふのりなどがあり、春から初夏にかけて旬を迎えます。
ふのりの特徴は、熱水に溶けるフノランという多糖類を豊富に含む点です。このフノランがぬめりと糊状の粘性をもたらし、古くは和紙や繊維の糊(生糊)として利用されていました。そばや麺のつなぎとして使われることも知られており、東北地方のそばにはふのりを使ったものが今も残っています。
食品として見ると、食物繊維・ミネラル(カルシウム・マグネシウム・ヨウ素)・タウリンを含み、低カロリーで栄養密度が高い食材です。腸内環境の改善や血中コレステロール低下への寄与が期待されています。
調理では、水で戻して酢のもの・味噌汁の具・和え物・冷奴のトッピングに使います。水に浸すと鮮やかな緑色に変化し、見た目にも美しい副菜となります。市場への流通量は少なく、産地直送や乾燥品として入手することが多い希少な食材です。
使い方・例文
乾燥ふのりを水で戻してポン酢や三杯酢で和えると、つるりとした食感の海藻酢のものになります。そばのつなぎとしても伝統的に使われてきました。
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