彩雲とは?
さいうん
彩雲とは、太陽の近くに現れる雲が虹色に輝く大気光学現象のことです。
彩雲(さいうん)とは、太陽の光が雲の中の水滴や氷晶によって回折・散乱されることで、雲の一部が赤・緑・青などの鮮やかな色に染まって見える大気光学現象です。
発生のしくみは、雲を構成する微小な水滴や氷の粒が光を波長ごとに異なる角度で曲げる「回折」によるものです。水滴の粒径が比較的揃っているとき、各色が分離されて虹のような色彩が生まれます。薄い巻積雲(うろこ雲)や高積雲などで観察されやすく、太陽のすぐ周辺、およそ10度以内の範囲に現れることが多いです。
彩雲は日本では古来より「瑞雲(ずいうん)」とも呼ばれ、吉兆のしるしとして珍重されてきました。仏教美術では仏や菩薩が乗る雲として描かれることも多く、縁起の良い現象として広く知られています。現代でも写真家や気象愛好家が撮影を狙う人気の現象です。
観察のポイントとしては、太陽を建物や指で隠しながら太陽周辺の空を探すと見つけやすくなります。薄雲が多い天気の変わり目などに出現しやすい傾向があります。
使い方・例文
空を見上げたとき、太陽の周りにある薄い雲が虹色に輝いていたら、それが彩雲です。スマートフォンのカメラで太陽を隠しながら撮影すると美しく記録できます。
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