強直性脊椎炎とは?
きょうちょくせいせきついえん
強直性脊椎炎とは、脊椎や骨盤の関節に慢性的な炎症が起こり、進行すると脊椎が癒合・固まってしまう自己免疫性の炎症性関節炎です。
強直性脊椎炎(Ankylosing Spondylitis、AS)は、主に脊椎・仙腸関節(骨盤と脊椎の付け根の関節)を冒す慢性の炎症性リウマチ疾患です。「強直」は関節が骨化・癒合して動かなくなる状態を、「脊椎炎」は脊椎の炎症を意味します。
- 腰部・臀部の慢性的な痛みと朝のこわばり(安静で悪化し、運動で改善しやすい)
- 進行すると脊椎が竹のように一体化(竹様脊椎)し、姿勢の変形が生じる
- ぶどう膜炎(目の炎症)・炎症性腸疾患などの関節外症状を伴うことがある
発症は10〜30代の若い男性に多く、遺伝的素因(HLA-B27抗原陽性)との関連が強いことが知られています。免疫の異常が根本的な原因とされますが、詳細なメカニズムはいまも研究中です。
治療は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が第一選択で、効果が不十分な場合はTNF阻害薬やIL-17阻害薬などの生物学的製剤が用いられます。定期的な運動と姿勢保持の訓練も病気の進行を遅らせるために重要です。近年は「脊椎関節炎」というより広い概念で整理されることもあります。
使い方・例文
「若い頃からの腰痛と朝のこわばりが強直性脊椎炎によるものだと判明した」のように、長引く慢性腰痛の鑑別診断の文脈でよく使われます。
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