座標参照系とは?
ざひょうさんしょうけい
座標参照系とは、地球上や空間上の位置を数値(座標)で一意に表すための基準となる枠組みのことです。
座標参照系(Coordinate Reference System、略称CRS)は、空間上の位置を座標値として記述するために必要な一連の定義をまとめた体系です。地図や地理情報システム(GIS)では、同じ場所であっても使用する座標参照系が異なれば座標値が変わるため、データを正しく重ね合わせたり比較したりするうえで非常に重要な概念です。
- 測地基準系(datum):地球の形状を近似する楕円体の定義と基準点
- 座標系:緯度・経度のような角度座標(地理座標系)か、メートルなどの平面直交座標(投影座標系)
- 投影法:投影座標系の場合、球面を平面に変換する数学的な手法(メルカトル図法・UTMなど)
代表的な座標参照系として、WGS84(GPS で使用される世界測地系)や日本のJGD2011(日本測地系2011)があります。EPSGコードと呼ばれる番号で管理されており、たとえばWGS84はEPSG:4326として識別されます。
GISソフトウェアや地図API を使う際には、異なる座標参照系のデータ間で座標変換を行う必要があります。正しく変換しないと、地図上の位置がずれるなどの問題が生じます。位置情報を扱うあらゆるシステムの基礎を成す概念です。
使い方・例文
「この地図データのCRSはWGS84なので、日本の国土地理院データと重ね合わせる前にJGD2011へ変換する必要があります」のように、GIS・測量・地図作成の場面で登場する用語です。
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