EPSGコードとは?
いーぴーえすじーこーど
EPSGコードとは、地理座標系や投影座標系を一意に識別するために国際的に定められた数値コードのことです。
EPSGコード(EPSG Code)とは、地球上の位置を表すために使われるさまざまな座標参照系(CRS)を数値で一意に識別するための国際的な識別子です。「EPSG」は「European Petroleum Survey Group」の略で、現在は国際測量士連盟(IOGP)が管理する「EPSGレジストリ」として整備されています。
地図や地理情報システム(GIS)では、使用する測地系や地図投影法によって座標値の意味が変わります。たとえば同じ「経度139度・緯度35度」という値でも、どの測地系を使っているかによって指す場所が数メートルから数十メートルずれることがあります。EPSGコードはこの曖昧さを排除するために活用されます。
よく使われるEPSGコードの例を示します。
- EPSG:4326 — WGS84地理座標系(GPSの標準、Google マップなどが採用)
- EPSG:3857 — Web メルカトル投影(ウェブ地図タイルの標準)
- EPSG:6668 — JGD2011地理座標系(日本の現行公共測量標準)
- EPSG:2451 〜 2461 — 日本の平面直角座標系(各ゾーンに固有のコードが割り当て)
GISソフトウェア(QGIS・ArcGISなど)やデータベース(PostGIS)、APIでは座標変換や地図投影の指定にEPSGコードを使うのが一般的です。コードを指定するだけで測地系や投影法が一意に定まるため、データの受け渡しや変換を正確かつ効率よく行えます。
使い方・例文
PostGISでジオメトリデータを格納する際に「ST_SetSRID(geom, 4326)」と記述した場合、EPSG:4326すなわちWGS84座標系であることを宣言しています。異なるEPSGコード間の座標変換には「ST_Transform」関数を使います。
この用語をシェア
最終更新: