帯水層とは?
たいすいそう
帯水層とは、地下水を多量に含み、井戸などで水を取り出せる透水性の高い地層または岩石層のことです。
帯水層(おびすいそう、英語:aquifer)とは、地下に存在する水を蓄え、かつ十分な量を流出・揚水できる透水性の地層のことです。砂・砂利・礫(れき)・多孔質の岩石などで構成され、その隙間に地下水が保持されています。人類が古くから飲料水・農業用水・工業用水として利用してきた重要な水資源です。
帯水層の種類は大きく2つに分けられます。
- 不圧帯水層(自由面帯水層):上部が不透水層に覆われておらず、地表から雨水などが浸透して涵養(かんよう)される。地下水面が大気圧と等しい状態で存在する。
- 被圧帯水層(加圧帯水層):上下を不透水層(粘土層など)で挟まれており、水が圧力を受けた状態で閉じ込められている。井戸を掘ると自噴することもある。
帯水層は降雨・河川水・雪解け水などが地下に浸透することで涵養されますが、その速度は非常に遅く、数百〜数千年かけて蓄積されたものも少なくありません。過剰な地下水の汲み上げは地盤沈下・塩水浸入・帯水層の枯渇を招くことがあり、持続可能な管理が求められます。
世界では、米国のオガララ帯水層やサハラ砂漠下のヌビア帯水層など、広大な規模の帯水層が農業・生活を支えています。日本でも各地の平野部の地下に帯水層が広がっています。
使い方・例文
乾燥地帯の農村では、帯水層まで深く掘られた井戸から地下水を汲み上げて農業用水として利用しています。
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