巻線抵抗とは?
まきせんていこう
巻線抵抗とは、抵抗線を絶縁コアに巻き付けた構造の抵抗器で、大電力・高精度用途に適した電子部品です。
巻線抵抗(ワイヤードワウンド抵抗)とは、ニクロムや銅ニッケル合金などの抵抗合金線を、セラミックやガラス繊維などの絶縁コアに巻き付けて作られた抵抗器です。
一般的なカーボン皮膜抵抗と比べ、巻線抵抗には次のような特徴があります。
- 大電力対応:巻線を均等に熱分散できるため、数ワットから数十ワット以上の高電力用途に使用できる
- 高精度:抵抗値の精度が高く(0.1%以下も可能)、精密機器や測定器に適する
- 低ノイズ:金属線のため、熱ノイズが少なく安定した動作が得られる
- 温度係数が良好:素材選定により温度変化に対する抵抗値の変化を小さく抑えられる
一方、コイル状の構造から生まれる寄生インダクタンスが高周波特性を悪化させるという欠点があります。このため、高周波回路よりも直流・低周波回路、電源回路、モーター制御、計測機器などに多く採用されています。無誘導巻線抵抗と呼ばれる、インダクタンスを相殺する巻き方で作られた製品もあります。
使い方・例文
電源回路の電流検出用シャント抵抗や、電気炉の発熱体制御回路などで巻線抵抗が使われる場面が典型例です。
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