山茱萸とは?
さんしゅゆ
山茱萸とは、ミズキ科の落葉小高木で、秋に赤い実をつけ、漢方薬の原料としても広く利用される植物です。
山茱萸(さんしゅゆ)は、ミズキ科サンシュユ属の落葉小高木で、学名をCornus officinalisといいます。中国・朝鮮半島が原産で、日本には江戸時代に薬用植物として渡来し、現在は庭木や公園樹としても親しまれています。
早春(2〜3月ごろ)に葉が出る前から小さな黄色の花を枝いっぱいに咲かせるため、「春黄金花(はるこがねばな)」とも呼ばれます。秋になると長さ1〜2センチほどの楕円形の実が鮮やかな赤色に熟し、観賞価値が高いとされます。
漢方医学では、山茱萸の果肉を乾燥させたものを「山茱萸(さんしゅゆ)」と呼び、生薬として重用します。主な効能・効果として以下が挙げられます。
- 滋養強壮・補腎(腎の機能を補う)
- 頻尿・夜尿症の改善
- 腰・膝の倦怠感の緩和
- めまい・耳鳴りへの対応
漢方処方では「八味地黄丸」「六味丸」などにも配合されます。果実にはイリドイド配糖体(ロガニン等)、有機酸、タンニンなどの成分が含まれており、現代の薬学研究でもその効能が注目されています。
使い方・例文
春先に黄金色の小花を一面に咲かせる姿が美しく、庭木として植えられることも多いです。漢方薬局では乾燥した赤い果肉が滋養強壮目的で取り扱われています。
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